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[抗生物質に対する耐性菌ができて傷口の化膿が治らなくなった状態の治療法]
抗生物質を長期に大量使用すると、抗生物質が効かない耐性菌ができて、化膿した状態が治らなくなることがあります。このようになると、抗生物質に変わる効果的な治療法がないので、いつまでも、化膿した状態が続きます。
このような慢性化した化膿は、お灸で比較的簡単に治療ができます。
お灸をすることで、白血球やリンパ球を増やして、つまり、自己治癒能力を高めて治療することができます。
足三里と化膿している部位の周囲に灸をします。正確な灸点を下ろしてもらえば、後は、自分で灸をして治療ができます。
足三里の灸は邪気(細菌)と戦う正気(白血球やリンパ球の免疫細胞も含まれる)をつくる脾胃を強くして邪正闘争に勝てるようにしてくれます。
さらに、局所への灸は灸の火傷を修復しようとして局所に免疫細胞が集まってきます。それが、火傷の修復だけでなく、厄介者の細菌も、ついでに、やつつけてくれます。なお、足三里への灸は、米粒大のもぐさを、4そう、します。局所の灸は、傷口の周りに、1cm間隔で、糸状の灸を、1〜2そう、します。
また、灸をすることで、体温が上昇傾向になり、それにより免疫力も上昇します。
図に示した、灸による足の化膿の治療経過を参照して下さい。
足三里の灸は、白血球やリンパ球を増強して免疫力を強くするので、風邪ひき、インフルエンザ、コロナ、その他の感染症全般、あるいは癌に対しても、予防と治療に効果的です。

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